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先月のお話しですが
仙台にある”森のいぬねこ病院” (Click!) の主催で
酪農学園大学の佐野忠士先生を招いての
特別セミナーに参加してきました。

「動物の高齢化と運動の関係」

佐野先生は麻酔、痛みの管理や術後のリハビリがご専門で
理学療法では日本の第一人者としてご活躍されています。

うちのれおくんは6才。
気力体力ともに充実した成年期ではありますが
最近、目の上に白い毛を見つけたりして
着実に年を重ねていることを感じます。
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「ゆき、ふってきたね~」
データでは7~8才からが高齢期と言われていますが
その子その子によっても違うので
加齢による外見上の兆候や
検査などで治療はまだ必要ないけど
要経過観察の項目が出てきたら
高齢期の始まりととらえるとよいそうです。

老化の原因の1つとしてあげられているのが
酸化ストレス=活性酸素(フリーラジカル)。
れおくんの食事にも抗酸化力の高いと言われる
野菜やハーブを取り入れていますが、
犬の活動量が高いと抗酸化力も高くなる
という研究データも出てきているそうです。

そういえば以前、病院で会った18才のシェルティちゃんは
歩き方もしっかりしてて毛艶もぴかぴか。
若い頃は毎日たくさん走ったのよ~、って聞きました。
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「今日はだれもいないね~」
関節などの異常は姿勢や歩様でも見つけることができます。
・立っている時の左右の腰の高さに違いがないか
・どちらかの肢を浮かせていないか

股関節に異常のある子は、
肢を後ろに蹴り出すときに痛みがあるので
横に腰を振って足を前に持ってきます。(モンローウォーク)
立った時に前肢よりも後肢の幅が狭いこともあります。
上の写真だとれおくんは長方形に肢があるので大丈夫かな。

犬たちは痛そうなそぶりをあまり見せないのですが
痛みはあるのだと思います。
乗馬をしていたときは、曳き馬や騎乗した時に
歩様や筋肉の張り、体の歪みなどを常に気にしていましたが
犬よりも馬たちの方が痛みがあるよって
意思表示してくれる気がします。
犬たちのためには歩様を見る目と触れて感じ取る手を
磨かないといけませんね。

今回のセミナーにはサプリとフードのメーカーさんが
協賛してくださっていて、サンプルをいただきました。

PEジョインテクト5はクッキータイプの関節サプリ。
ロイヤルカナンの関節サポートのフードには
抗炎症作用があると注目されている
ウコン(クルクミン)が入っています。
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関節のサプリとフード
動物たちの場合、痛みの管理はとても大切。
短期的にお薬を使ってでも痛みを緩和させてあげた方が
ストレスも少なく済みます。

先生曰く、お薬でも効果を見るには2~3週間、
サプリやフードの場合は、2~3ヶ月の
継続が必要なんだそうです。
すぐに結果が出ないと心配になりますが
焦らず待つ気持ちも必要ですね。

動画で紹介されたシェルティちゃんは
肥満気味でよたよたと跛行していましたが
体重管理フードで痩せただけで
別犬のように軽快に走れるようになっていました。
もしこれを歳だから、、、と諦めていたら
可愛そうなことだなぁと思いました。
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「クッキーはおいしいよ」
よかったね~。
れおくんは全然太ってないけど
しっかり運動していこうね。

痛みを取ったら、運動です!
低衝撃運動(Low Impact Exercise)で
痛みを軽減することもできます。

日頃のお散歩でも
緩やかな登り坂は股関節のストレッチになるし
デコボコ道はいろんな関節を自然と曲げ伸ばしできます。
お散歩があまりできない子は
お家の中でバスマットや人工芝マットの上を歩いて
足裏感覚を忘れないようにすることも効果があるそうです。

最後に佐野先生がおっしゃっていました。
「できることは、今日からやりましょう!」
幸せな高齢期につながるように
日々のごはんや運動、ストレスに気をつけて
こつこつ健康貯金をしていきたいなと思います。

佐野先生、森のいぬねこ病院の西原先生
貴重なお話しをありがとうございました!


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「あ~ぁ、また雨なの~?」
週末のたびに雨でしょんぼりしているれおくんです。
ひと雨降るごとに気温が下がって冬に向かっていく季節ですね。
あと一ヶ月もすると、れおくんが大好きな雪も降り始めるよ。

11月8日。
宮城県獣医師会 (Click!) 主催
緊急災害時動物ボランティア認定事業の講習会に
参加してきました!

9月に行われた同行避難・宿泊体験の様子はこちらです。
・宮城県獣医師会 同行避難キャンプ(その1) (Click!) 
・宮城県獣医師会 同行避難キャンプ(その2) (Click!) 

カリキュラムにある全3回の講習会の最後は
⑤「自治体の防災計画や同行避難と被災動物の保護について」
⑥「保護動物のお世話と管理及び注意点について」

これまで聞いてきた震災時の活動の様子は
時につらくて胸が痛む話もあったのですが、
今回は現状の課題とこれからに向けての内容で
わたし自身も考えさせられることが多かったです。


雨でアンニュイなれおくんはお留守番でしたので
少し前のお写真を載せます。
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紅葉の桜並木
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「秋の桜もいいよね~」
⑤「自治体の防災計画や同行避難と被災動物の保護について」
震災時にも保護センターで犬たちの傍でお仕事をされていた
宮城県の職員の方が保健所や愛護センターの業務、
動物に関わる法律などについてお話ししてくださいました。

H23の調査では宮城県は100世帯あたり20頭の犬がいて
およそ6世帯に1世帯が犬を飼っているそうです。
(仙台市はおよそ10世帯に1世帯)

全壊した家屋数から推定すると、東日本大震災時には
宮城だけ(仙台市を除く)で10,000頭の犬たちが
被災したと考えられています。

宮城県地域防災計画には「避難所における愛玩動物の対策」
という項目が含まれています。同行避難に対する理解を
避難所の運営側と住民の両方に広めるためにも
市町村の避難所マニュアルに記載してほしいのですが
まだ進んでいないのが現状のようです。


9月初めにあった茨城・宮城の豪雨のとき
れおくんがいつも遊んでいる河川敷の公園も増水。
土手の階段も下から7段目くらいまで泥がついていました。
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「やった~、ぼくの公園、ふっかつ~!」
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いつもの緩やかな川
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洪水の跡
私の背よりも高いところまで枯れ草がからまっています。
大きなベンチも無くなっちゃった!
我が家は小山の上の住宅で洪水の心配はなかったのですが
この河川敷で会うれおくんのお友だちのことが心配でした。


飼い主側にも日頃のしつけと備え、
所有者明示の必要性を普及啓発していく必要があります。
皆さんは鑑札や狂犬病予防注射済票、マイクロチップ、
迷子札など所有者明示をしていますか?

れおくんは家にいるときは迷子札のみですが
お散歩のときのハーネスにも迷子札が縫い付けてあり
ハーネスかリードに鑑札と注射済票をつけて行きます。
離れないのが1番ですが
もしもの時には必ず迎えにいけるように!と思ってます。

被災した10の県と市で家族が見つかった割合は
何かしらの所有者明示がしてあった子は100%
明示していなかった子はたったの0.5%

鑑札や注射済票は、小型犬の子には大き過ぎたり
そもそも猫ちゃんたちは鑑札や登録がなく、
災害時には保護されにくいのですが
迷子札があれば家族のもとに帰れる確率が上がります。

写真があると、はぐれてしまって探す時や
返還の時に手掛かりになりますとのことでした。
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「サッカー♪サッカー♪」
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「かっこいいな~」
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「ぼくもがんばるぞ~!」
⑥「保護動物のお世話と管理及び注意点について」
講師は震災時にシェルターで活動された
家庭犬しつけインストラクターの板谷先生 (Click!) です。

保護センターでは衛生管理や逸走の防止を徹底し
動物の福祉に基づいて管理していきます。

食餌は備蓄やご支援いただいたフードを使用しますが
同じフードが継続して手に入るとは限りません。
フードが急に変わると消化が追いつかない子もいるので
なるべく原材料が変わらないように
フードをミックスするそうです。なるほどと思いました。

ケーススタディは
咬みつきそうな犬のお世話をどうするか。
環境の変化で怖がっている場合もありますし、
どこか怪我や病気で痛みがあって人を近づけないように
していることも考えられるため、
専門的な知識と見極めが必要になります。
日頃から犬たちをよく観察して
災害時にどう行動するか想像しておくことが
大切だそうです。

飼い主として日頃から行っておくべきことは
動物たちにさまざまな経験をさせること。
小さいことでもいいので一緒に乗り越える経験をして
いつでもトライしてみる気持ちのくせをつけておけば
環境が変わっても何とかやっていけます。
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「サッカー選手になるぞ。お~!」
(れおくんを応援してサッカーの練習がんばります。笑)

今年から始まった宮城県獣医師会の
災害動物ボランティア認定事業は3年の計画です。
来年、再来年まで開催される予定で
内容もブラッシュアップさせていくそうです。

普段、動物病院などでお仕事をされていてお忙しい中
わたしたちにも学びと今後の活動のための機会を
くださったことに感謝します。ありがとうございました!

帰り際、同行避難キャンプでご一緒した方たちと
またみんなで会って話しをしたいね!と言って別れました。
いざという時にここに集まった方たちと活動できる
と考えるととても心強く思います。
皆さん、これからもよろしくお願いいたします!


地域の防災計画には市町村の職員や防災委員だけでなく
各施設の防災委員など何階層にも関わる組織があり
動物の同行避難を周知していくことは
やはり簡単なことではないようです。

でも、宮城県獣医師会のボランティア認定事業は
県として認めた事業であるため、
動物たちのことについて県と協力しながら対応していける
というのは大きな意味があります。
災害は待ってくれないので、
対策を急がなくてはいけないのですが
焦らずに進めて行きましょう、と
NPO法人アナイス (Click!) の平井潤子先生は
おっしゃっていました。

渋谷区の防災の記事を見つけました。
PetLIVES【犬猫の防災2015】「気になる都市圏の実情。
渋谷区も立ち上がった!ペットとの同行避難」 (Click!) 

37年周期とも言われていた宮城県沖地震。
もしこの通りだったら、それは今年2015年でした。
災害時に関わらず、動物たちを取り巻く環境が
良くなるように、焦らずにでも少しずつ
できることをしていきたいなと思います。

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「はやく一緒にねんねしようよ。。。」
宮城県獣医師会 同行避難キャンプ (Click!) のつづきです。

上の写真でれおくんが気持ち良さそうに寝ている寝袋は
モンベルで店員さんに相談して購入しました。

 モンベル U.L.コンフォートシステムパッド150 (Click!) 
 モンベル バロウバッグ #3 (Click!) 

この化繊の寝袋は汚れたら洗濯機で洗えるそうです。
ダウンの方が軽くてコンパクトになるのですが
塗れると乾きにくいとのことなので、
災害時やれおくんも寝ることを考えて化繊にしました。
あと、温かさはダウンや綿の量・重さに比例するので
持ち運びのしやすさも考えて3シーズン用にしました。

夜は11時頃に就寝。
段ボールで仕切られた、薄暗い部屋で
震災のとき避難されていた方たちは
どんなお気持ちだったのかな、、、と
想いを巡らせる夜になりました。

そんな夜。物音に敏感なれおくんは足音や
他のわんちゃんのクンクン鳴く声が聞こえると
むくっと起きてしまいます。
それで、手をのばしてひと撫でしてあげると
すぐにぱたんと寝る、の繰り返し。。。
しかも夜中、何かにびっくりしてバタバタしたり。
皆さん、すみませんでした。

でも、もう一泊くらいすれば、慣れてくれそうかな?
という感じではありました。

翌朝、眠たそうなお顔のれおくん。
え~?れおくん、目の下にクマができてるよ。
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「ん~。まだ眠いよう~」
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みんなのお写真が撮れてなかったけど
犬種や体格、年齢もパピーからシニアの子まで
いろいろでしたが、みんなとってもおりこうさんでした。
仲良くしてくれてありがとうね!

同行避難キャンプには、震災時にシェルターで活動された
ドッグトレーナーの板谷先生 (Click!) がついてくださってました。
れおくんは少し分離不安があるので、と事前に相談したら
ちょっとくらい吠えても大丈夫だから
犬にとっても経験を増やす機会なので体験してみましょう。
とキャンプの間もフォローしてくださっていました。

参加者もみな犬や猫が大好きな人ばかりなので
温かく見守っていただきました。
本当にありがとうございます。

同行避難するためにも日頃のしつけはとても大事で
待てや伏せができること、と書かれている事もありますが
板谷先生曰く、お座りでも待てでもいいので
素直に聞けること、が大切だそうです。
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この非常食のパンは初めて食べました。
食べごたえは十分ですが
甘味や塩けがほとんどないので
お水やお茶ではなくスープ系の飲み物がないと
少し食べにくいかな?

1日目の夜と2日目の午前中はディスカッションタイム。
講習会や避難体験の感想などそれぞれの想いを話しました。

宿泊体験をして、わたしが気になったのは物音。
れおくんは音を気にしつつも我慢していましたが
吠えちゃうかもしれない、という心配が常にありました。

獣医師会の先生が東日本大震災で避難所に行ったとき
はじめ避難所内に動物はいないように見えた
とおっしゃっていました。
話を聞いて回ってみても、動物はいません、と。
でも本当は、小型犬の子は毛布やバッグで隠したり
姿が見えないようにして、犬がいることを知られないように
していたそうなのです。
そんな中、ぽつりぽつりと見つけては声をかけて物資を届け
他に犬猫を飼っている方の情報を聞いていったといいます。

鳴き声だけでなく、匂いについてもとても気にされていて
ドライシャンプーやウェットティッシュは
届けるとあっという間になくなり、
避難所の裏手の一目につかない場所で
犬たちのシャンプー会を開いたときは
皆さん自分のこと以上に喜ばれていたそうです。

お写真が少なかったので、
今年の5月に撮った写真を載せます。
仙台空港すぐ近くに造られた千年希望の丘です。
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岩沼市 「千年希望の丘」 2015.05.31
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記念の碑(その奥に堤防と海)
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植樹された木々(いのちを守る森に)
新潟中越地震のときは、屋外に動物と一緒に寝泊まりする
家族用のテント群が設置されました。

東日本大震災では、避難所の敷地内に天幕を立てて
動物だけを集めて飼養したところもあります。
わたしがボランティアに行って見かけた犬たちは
なんとなく普段も外飼いかなと思われる子でしたが
避難所の外に係留されている犬たちもいました。

車中泊も選択肢の1つになります。(夏場は不可)
車中泊はエコノミー症候群が心配されますが
ワンボックスなど寝た時に足がまっすぐに伸ばせる車なら
そんなにリスクは高くないという統計があるそうです。

震災時、地元の獣医さんたちも避難所を回って
物資の支援や健康相談などを行ってくださっていましたが
車に犬のステッカーなどが貼ってあると
犬がいることに気がついてもらいやすくなるかなと思います。

大切なことは、飼い主が傍にいて毎日世話をすること。
離れてしまうと気持ちまで離れてしまうことがあるのです。
シェルターなどで預かる場合は必ずお迎えの期限を決めます。
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「飛行機のお見送りにきたんだよ」
9月に茨城と宮城であった豪雨被害では
家族と救助される犬たちの姿が報道されていて
それについてネットで賛否両論出ているのを見かけました。
でも、東日本大震災ではできなかったことなんです。
災害の規模やその時の状況に因るのでしょうが
もしかしたら動物たちの救助が変わっていくかもしれないね
そんな話もありました。

宮城県獣医師会では今年の7月
NPO法人アナイス (Click!) 代表の平井潤子先生を招いて
行政を対象にした災害時コーディネーターの講習会も
開いています。

避難所での動物の受け入れを決めているところは
全国的にもまだ少ないです。
だからこそ行政の対応を待つだけでなく、
ボランティア、飼い主も含めて皆で話し合っていけると
いいなと思います。
AllAboutに同行避難についての記事が載っていましたので
こちらも読んでみてください。
「災害時のペット同行避難はどこまで浸透したか?」 (Click!) 

動物たちの同行避難はまだ課題がたくさんありますが
出来る限り備えて安全なうちに避難する
まずはこれを忘れずにいたいと思います。

同行避難キャンプに参加された皆さん、獣医師会の先生
大変お世話になり、ありがとうございました!
災害動物ボランティアの講習はあと1回。
しっかり学んでいきたいと思います。


*****
環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン (Click!) 
NPO法人 アナイス (Click!) 
NPO法人 アナイス Facebook  (Click!) 
AllAbout「災害時のペット同行避難はどこまで浸透したか?」 (Click!) 
宮城県獣医師会 (Click!) 
ペットライフサポート&ドッグトレーニング ふぅ (Click!) 
*****

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4年ぶりに見た宮城の海でした。
れおくん、一緒にいてくれてありがとう。